今月の主題 内分泌疾患診療と研究の最前線
間脳下垂体疾患—遺伝子解析とその応用
末端肥大症および巨人症とGsα蛋白遺伝子
板東 浩
1
1徳島大学医学部第1内科
pp.246-248
発行日 1994年2月10日
Published Date 1994/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907889
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ポイント
●GH分泌下垂体腺腫は免疫組織化学や電顕所見から新しい分類が試みられている.
●GTP結合蛋白質は,GTPおよびGDPと特異的に結合する蛋白質で,その中で細胞膜受容体と共役して情報を標的蛋白質に伝えるものを特にG蛋白質と呼ぶ.
●G蛋白質はα,β,γの3つのサブユニットから成る三量体で,促進性G蛋白(Gs),抑制性G蛋白(Gi)などがある.
●本症の原因の1つとして,Gs蛋白のαサブユニットの点突然変異が報告されている.
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