今月の主題 糖尿病と合併症へのアプローチ
糖尿病合併症の発症・進展を予防するための治療の進め方
運動療法をどう進めるか
押田 芳治
1
,
佐藤 祐造
1
1名古屋大学総合保健体育科学センター
pp.1922-1924
発行日 2000年12月10日
Published Date 2000/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907850
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●糖尿病治療上,運動療法は食事療法とともに「車の両輪」にたとえられる.
●糖尿病運動療法の目的は,インスリン抵抗性の是正を図り,合併症の発症・進展防止である.
●運動療法指導前には,メディカルチェックを行い,血糖などの代謝状態や潜在する合併症の存在を把握する.
●1日10〜30分,週3日以上の有酸素運動の継続が必要である.
●Valsalva呼吸を伴わないレジスタンス運動の併用も効果的である.
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