今月の主題 糖尿病と合併症へのアプローチ
糖尿病合併症への対応の実際
網膜症の治療をどう進めるか
堀 貞夫
1
1東京女子医科大学眼科
pp.1969-1971
発行日 2000年12月10日
Published Date 2000/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907862
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●網膜症の発症には,罹病期間と血糖コントロールが大きく関与する.
●罹患後数年から10年で発症することが多い.この期間は比較的安全である.年1回のスクリーニングも簡便化してよいかもしれない.
●網膜症の発症予防が第1次治療である.治療の主体は血糖コントロールである.
●単純網膜症は,血糖コントロールで自然軽快することもある.
●増殖前網膜症は,失明予防のための光凝固の良い適応である.
●増殖網膜症の患者は,生命を脅かすほかの合併症をももつ.
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