増刊号 臨床医のための最新エコー法
エコー法の新しい展開—超音波の治療応用(超音波作用を利用した治療法)
音響化学治療
梅村 晋一郎
1
1(株)日立製作所中央研究所メディカルシステム研究部
pp.443-446
発行日 2000年10月30日
Published Date 2000/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907803
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超音波は,人体を伝わるとき,短い波長でも減衰しにくいため,そのフォーカス効果を利用した選択性をもつ治療が可能であるという特徴がある.このような治療法として,その熱的作用を利用する加熱凝固療法がすでに実用化されており,また,超音波の化学作用を利用する音響化学療法が,実用化を目指して研究開発されている.この音響化学治療(sonodynamic therapy)について解説する.
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