増刊号 臨床医のための最新エコー法
エコー法の実践—腹部エコー法
腹部コントラストエコー法
工藤 正俊
1
1近畿大学医学部消化器内科
pp.286-290
発行日 2000年10月30日
Published Date 2000/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907756
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コントラストエコー法の種類
コントラストエコー法には大きく分けて動注法と静注法がある(表1).動注法としてはCO2マイクロバブル(微小気泡)がコントラスト剤として使われるが,静注法においては現在唯一の国内の市販薬であるレボビスト®300mg/mlを,5mlないし7mlをボーラスもしくはインフユージョンにて用いる.静注法には,基本波のカラードプラもしくはパワードプラを用いる造影ドプラ法と,ハーモニック法を応用した造影ハーモニック法の2種類がある.さらにハーモニック法にもハーモニック・カラー/パワードプラ法とハーモニックBモード法の2種類の方法がある.これらは現時点では装置によって性能が異なるため,目的に応じて使い分けがなされているのが現状である.
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