増刊号 臨床医のための最新エコー法
エコー法の実践—総合エコー法
甲状腺
横澤 保
1
1隈病院外科
pp.44-47
発行日 2000年10月30日
Published Date 2000/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907688
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最近の超音波機器の技術革新は目覚ましく,より小型の高性能の機種が続々と発売されている.現在最も普及しているのは,リアルタイムに動的画像が得られる電子スキャン装置で,特にデジタル式1~3)のものが画像が良いことやドプラへの応用が可能である利点から主流である.
2000年のトピックスは,なんといっても,SonoSite 180®(図1)であろう.片手で持ち運びできる(重さ約2kg)うえに,画像が良いので甲状腺外来の診察室で聴診器のように使用できる.正式な名称は,オリンパス社製の携帯型デジタル超音波診断装置(SonoSite 180)で,2000年3月に発売された(2000年5月28日横浜で行われた第73回日本超音波学会ランチョンセミナーで発表された).
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