増刊号 CT・MRIアトラス—正常解剖と読影のポイント
頸部
各論
唾液腺と甲状腺
高橋 直也
1
1燕労災病院放射線科
pp.132-137
発行日 2001年10月30日
Published Date 2001/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908377
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唾液腺・甲状腺疾患におけるCT・MRIの役割
唾液腺と甲状腺は,表在に位置するため触診や超音波検査が有用であり,針生検によって組織診断が下される.CT・MRIの役割は,主に病変の由来や局在を正確に診断することにある.唾液腺と甲状腺の主な鑑別疾患を表1に示す.甲状腺疾患では核医学検査で機能が評価されるが,放射性ヨードを用いた核医学検査や内照射を予定する場合,ヨード造影剤を用いた造影CT検査を行ってはならない.
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