今月の主題
骨髄腫
日野 志郎
1
1東京医科歯科大内科
pp.365-368
発行日 1964年6月10日
Published Date 1964/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200313
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骨髄腫というと外科的病気のような印象を与えるが,むしろ内科的な病気になつてきた。40才以上の人に多くみられ,腰痛・蛋白尿・血沈の著明な促進・貧血などが本症を疑う有力な手がかりになる。診断の確定には,骨髄穿刺による形質細胞系の病的細胞・血清や尿の異常蛋白・骨のX線検査などが役に立つ。そう少ない病気とはいえない。
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