今月の主題 肺炎—市中感染と院内感染
市中肺炎へのアプローチ
診察所見からの情報
草深 裕光
1
1名古屋記念病院内科
pp.1579-1582
発行日 2000年10月10日
Published Date 2000/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907638
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
●肺炎は発熱に咳,痰,胸痛などの呼吸器症状を伴う場合に疑われ,胸部X線での浸潤影か肺炎に一致する聴診所見を伴う.
●硬化像を呈する肺炎は打診で濁音を呈し,声音振盪が亢進,breath sounds,whisper sounds,voice soundsは増強しcracklesを伴う.
●まず病歴と診察所見より入院治療の必要性を判断し,外来治療が可能な場合,追加検査は必ずしも必要でない.
Copyright © 2000, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.