特集 ポストコロナ時代の感染症診療
第I章 感染症診療総論
2 問診と診察所見から得られるもの
龍野 桂太
1
1三井記念病院感染制御部
pp.8-13
発行日 2023年3月23日
Published Date 2023/3/23
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000116
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Summary
1.感染症の存在は曖昧で流動的で,本質的には確率でしか捉えることはできない.
2.問診・診察が果たす役割とは,検査前確率と検査/治療閾値を設定することにある.
3.検査のみで,問診・診察のみで,感染症を判断した場合の診断精度は低い.
4.まず包括的病歴聴取・身体診察を学び,実践では適応範囲をいくつかの要素だけにする.
5.open ended questionから始め,解剖・病態に沿って考え,どこかで見切りをつける.
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