今月の主題 「考える」診断学—病歴と診察のEBM
対談
基本的臨床能力と医療訴訟—事例から学ぶ
児玉 安司
1
,
福原 俊一
2
1三宅坂総合法律事務所
2京都大学大学院医学研究科
pp.1523-1532
発行日 2000年9月10日
Published Date 2000/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907630
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福原 児玉先生,本日はお忙しいところをお運びいただきありがとうございます.今回,本特集「『考える』診断学—病歴と診察のEBM」を編集させていただきました.私としましては,医療訴訟の現状について勉強させていただくとともに,本特集のテーマが現在の医療訴訟の状況にどんな関連をもっているかについても興味をもっているところです.と申しますのは,把握しやすそうでわからない医療現場の実態が,医療訴訟の切り口から何か見えてくるかもしれない,という予感をもっているからです.児玉先生は弁護士であられるとともに医師であるという,日本でも稀な存在のお一人です.また,慶應義塾大学法学部や東海大学医学部,獨協医科大学で教鞭もお取りになっていらっしゃいます.本日はお話を伺えることを楽しみにしてまいりました.
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