今月の主題 ブレインアタック Brain attack
責任病巣をいかに捉えるか
脳梗塞超急性期にCTで捉えられる超急性期徴候
戸村 則昭
1
,
岡根 久美子
2
,
下瀬川 恵久
2
1秋田大学医学部放射線科
2秋田県立脳血管研究センター放射線科
pp.1084-1086
発行日 2000年7月10日
Published Date 2000/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907531
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●脳梗塞の発症後1時間程度からCTで異常所見の出現が認められることがある.特に脳塞栓症において異常所見の出現が早く,血栓性梗塞との鑑別にも役立つ.
●超急性期CT所見として,レンズ核陰影の不明瞭化,皮質-髄質境界の不明瞭化,脳実質の淡い低吸収域の出現,脳溝の不明瞭化,閉塞動脈に一致した高吸収などが重要な所見である.
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