今月の主題 血栓症と抗血栓薬
血栓症の臨床—治療
ワルファリン療法の適応疾患とそのモニター法
川野 晃一
1
1杏林大学医学部第2内科
pp.774-775
発行日 2000年5月10日
Published Date 2000/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907469
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●ワルファリンは,ビタミンK依存性凝固因子(凝固第II,VII,IX,X因子)の生合成を阻害することで抗凝固作用を発現する.
●ワルファリン療法のモニターにはプロトロンビン時間をもとに計算されるinternational normalized ratio(INR)が標準的に用いられ,疾患に応じてINR=2.0〜3.0または2.5〜3.5が推奨される.
●種々の薬剤,食品によって作用が増強または減弱されるので,併用薬剤には注意する.
●副作用として出血,皮膚壊死などがある.
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