今月の主題 内科医のための皮膚所見の診かた
鼎談
皮膚科医と内科医のクロストーク
永井 良三
1
,
桑名 正隆
2
,
宮地 良樹
3
1東京大学医学部循環器内科
2慶應義塾大学先端医科学研究所
3京都大学医学部皮膚科
pp.629-639
発行日 2000年4月10日
Published Date 2000/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907437
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宮地(司会)本日は「皮膚科医と内科医のクロストーク」ということで,内科のなかでも比較的皮膚症状にかかわることの多い循環器,膠原病をご専門とする先生方とともに,お話を進めてまいりたいと思います.
「皮膚は内臓の鏡」という昔から言い古された言葉があります.皮膚に現れた内臓の所見を,皮膚科の言葉ではデルマドロームといいます.教科書には「こういう発疹が出たらこういう内臓の所見がある」といったことがよく書いてありますが,実際内科の先生方にとっては煙に巻かれるような話だと思うのです.そこで今日は,実際の臨床の場でのクロストークの重要性について考えてみたいと思います.
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