今月の主題 急性冠症候群
急性冠症候群に対する治療とEvidence
不安定狭心症に対する薬物療法と効果
北村 順
1
,
住吉 徹哉
1
1榊原記念病院循環器内科
pp.57-59
発行日 2000年1月10日
Published Date 2000/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907306
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●不安定狭心症はプラークの破綻により冠動脈内に血栓が形成されて発症する,という考えが提唱されている.
●アスピリンは,心筋梗塞発症率,死亡率ともに減少させ,不安定狭心症の予後を改善した.また,チクロピジン,ヘパリンも予後の改善に有効と考えられている.
●不安定狭心症の薬物治療は70〜80%の症例に有効であり,残る2O〜3O%に対し緊急の侵襲的治療が必要となる.
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