今月の主題 糖尿病の患者を受け持ったら
治療目標を患者と共有するためのevidence
血糖コントロール目標のevidence—熊本スタディとDCCTを患者に示す
岸川 秀樹
1
,
和氣 仲庸
1
,
七里 元亮
1
1熊本大学医学部代謝内科
pp.1900-1902
発行日 1998年11月10日
Published Date 1998/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907211
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ポイント
●1型糖尿病を対象とした米国のDCCT,および2型糖尿病を対象としたKumamotostudyに基づく厳格な血糖コントロールにより,細小血管合併症の発症を阻止することができ,かつ,その進展を抑制しうることが示された.
●1型糖尿病,2型糖尿病,いずれにおいても,細小血管合併症の発症・進展阻止には,糖尿病発症早期から,あるいは合併症の軽度のうちから「強化療法」を必要とする.
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