臨時増刊特集 日常役立つ診療技術
治療篇
4.DCショックの取り扱い
三浦 勇
1,2
1佼成病院心臓外科
2東女医大心研
pp.1989-1992
発行日 1976年12月5日
Published Date 1976/12/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402206940
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1962年,Lownらによって開発された直流除細動器(DCショック)は,心臓病治療の歴史にひとつのエポックを作ったといえる.心室細動は従来治療対象の枠外にあったが,除細動器なかんずくDCショックの出現によって確実に除去されるところとなり,心臓外科今日の隆盛をもたらし,CCU設立の技術的背景となった.一方,心房細動とその他の頻脈型不整脈に対するDCショックの偉力もまた著しい,以下DCショックの原理と装置,適応,治療の実際などについて述べる.
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