増刊号 内科エマージェンシーと救急手技
内科エマージェンシーと急性中毒
常用治療薬にみられるover dose
武田 多一
1
1杏林大学医学部救急医学
pp.426-431
発行日 1998年10月30日
Published Date 1998/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907194
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ポイント
●治療薬による急性中毒のうち特徴的なものに,アスピリンによる代謝性アシドーシス,アセトアミノフェンによる急性肝壊死,鎮静剤による遷延性意識障害,抗そううつ剤による心電図変化,フェニトイン・リドカイン・ジギタリス・テオフィリンによる不整脈や痙攣などがある.これらの薬剤は内科領域で頻用されており,その急性中毒は意外に多いので,注意が必要である.
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