増刊号 内科エマージェンシーと救急手技
疾患からみた内科エマージェンシー
消化器疾患
腸閉塞・イレウス
門田 俊夫
1
1埼玉医療生協羽生病院
pp.313-315
発行日 1998年10月30日
Published Date 1998/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907147
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ポイント
●イレウスの診断治療に際しては,まず単純性か絞拒性かの鑑別が重要である.
●経鼻胃管の挿入は,いくつかのコツを会得しておくことにより,患者のみならず術者にとっても驚くほど楽になる.
●イレウス管の挿入もぜひ習熟すべき手技であり,経鼻胃管からイレウス管への変更のタイミングも大切である.
●保存治療輸液や腸管の減圧療法の限界の見極めも重要である.そのためにも,早い時期から外科コンサルトをすべきである(他科や先輩仲間との相談で,有益なサジェスチョンやヒントが得られることが多い.相談は「タダ」である).
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