今月の主題 内科エマージェンシー
疾患別内科エマージェンシー
腸閉塞・イレウス
田代 博一
1
,
北洞 哲治
1
1国立大蔵病院消化器科
pp.2183-2185
発行日 1994年10月10日
Published Date 1994/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903015
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ポイント
●嘔吐,腹痛,腹部膨満感,排便・排ガスの欠如を認めた場合はイレウスを疑う.その際,腹部手術の既往は必ず聴取する.
●症状,身体所見,腹部単純X線写真,採血などにより総合的にイレウスを鑑別診断する.
●初期治療におい質・輸液,イレウス管による吸引・減圧療法が重要である.
●機械的イレウスが疑われた場合,特に絞扼性イレウスが疑われた場合は,可及的速やかに外科医に相談する.
●単純性イレウスで保存的治療が1週間内外で奏効しない場合は,外科的治療を考慮する.
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