増刊号 内科エマージェンシーと救急手技
内科エマージェンシーと緊急検査
電解質
小山 茂
1
1都立広尾病院内科
pp.62-65
発行日 1998年10月30日
Published Date 1998/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907053
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ポイント
●緊急時に評価すべきは,Na, Cl, Kおよび必要に応じCaである.
●測定誤差を最小にするため,適切な採血手技および迅速な血漿分離が大切である.
●Na, Clは水代謝異常を反映し,細胞外液量(ECF)の程度で治療方針が左右される.
●高K血症は致死的経過をたどるため迅速な対応を要するが,ほかは比較的緩徐な補正が原則である.
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