今月の主題 カルシウム・骨代謝異常症と骨粗鬆症
Editorial
日常臨床におけるカルシウム・骨代謝異常症
福本 誠二
1
1東京大学医学部附属病院分院検査部
pp.976-977
発行日 1998年6月10日
Published Date 1998/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402906829
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ポイント
●Ca・骨代謝異常症の診療においては,緊急時の対応を迫られる場合は多くないものの,患者のquality of lifeの向上に寄与できる部分は非常に大きい.
●近年Ca代謝調節に必須の分子が次々とクローニングされたこと,骨代謝細胞の分化や機能調節に関する理解が進んだことから,Ca・骨代謝異常症の診療ははるかに科学的になってきた.
●さらにCa代謝調節ホルモンの感度のよいアッセイが確立されたこと,Ca・骨代謝異常症に対する新たな薬剤が開発されたことから,Ca・骨代謝異常症の診療は容易にもなってきている.
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