今月の主題 カルシウム・骨代謝異常症と骨粗鬆症
カルシウム・骨代謝異常症理解のための基礎知識
血中カルシウム濃度の調節系
赤津 拓彦
1
1防衛医科大学校第3内科
pp.978-980
発行日 1998年6月10日
Published Date 1998/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402906830
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ポイント
●正常では,血中カルシウム(Ca)濃度は8.5〜10.5mg/dlの狭い範囲に調節されている.
●血中Ca濃度を調節する主なホルモンは副甲状腺ホルモン(PTH)と活性型ビタミンD[1α,25(OH)2D]である.
●血中Ca濃度は腸管でのCa吸収,骨Caとの動的平衡,腎でのCa排泄により調節されている.
●副甲状腺には血中Caイオン濃度を感知するCa感知性受容体が存在し,PTHの産生を制御している.
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