今月の主題 一般医も診なければならないB型・C型肝炎
B型・C型肝炎患者への教育
血中ウイルス陰性・HCV抗体陽性の患者にどのように説明するか
四柳 宏
1
1聖マリアンナ医科大学消化器・肝臓内科
pp.1740-1741
発行日 2002年10月10日
Published Date 2002/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908911
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ポイント
血中ウイルス陰性の診断はRT-PCRを用いた定性検査で行う.
HCV抗体陽性者に対してはまずamplicor-M法によるウイルスの定量測定を行う.測定感度以下の場合,amplicor定性法によりHCV-RNAの有無を確認する.
HCV抗体陽性・HCV-RNA陽性の場合は,C型肝炎として対応する.
HCV抗体陽性・HCV-RNA陰性・肝機能が正常の場合,腹部超音波検査を施行し,異常が認められないことを確認する.
HCV抗体陽性・HCV-RNA陰性・肝機能が異常の場合,他の肝疾患の存在について確認する.
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