今月の主題 自己免疫性肝疾患のNew Wave
いま,そこにある自己免疫性肝疾患
治療の実際と臨床医の疑問点
AIHにおける治療効果のモニタリングと薬物療法の調節
銭谷 幹男
1
,
戸田 剛太郎
1
1東京慈恵会医科大学内科学講座第1
pp.74-75
発行日 1998年1月10日
Published Date 1998/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402906630
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ポイント
●治療中のモニタリングは1カ月ごとの肝機能検査で行い,治療薬物の副作用および服薬コンプライアンスに注意する.
●生化学成績と組織学的変化の改善は並行しないことに留意し,また,再燃は重篤で,治療抵抗性となる場合が多いので,減量・中止には細心の注意を払う.
●副腎皮質ステロイド薬無効症例あるいは服用不能症例には,アザチオプリン,シクロスポリン投与を考慮する.
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