増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第6集
血液生化学検査
蛋白
プレアルブミン
島中 公志
1
,
高瀬 修二郎
1
1金沢医科大学消化器内科
pp.195
発行日 1999年10月30日
Published Date 1999/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402906302
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異常値の出るメカニズムと臨床的意義
肝での蛋白合成能および栄養状態の指標として,従来より血清アルブミン濃度が用いられている.しかし,血清アルブミンは血中半減期が2〜3週間と長いため鋭敏な指標とはいえない.
プレアルブミンはそのほとんど(99%)が肝で合成され,かつ血中半減期が1.9日ときわめて短いrapid turnover proteinであるため,その血中濃度は肝障害の程度および栄養状態の早期指標として用いられている.
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