今月の主題 下痢と便秘
下痢の診断的アプローチ
大腸内視鏡検査・X線造影検査で何がわかるか
杉野 吉則
1
1慶應義塾大学医学部放射線診断科
pp.1440-1441
発行日 1999年9月10日
Published Date 1999/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402906167
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- 文献概要
●下痢のほとんどは急性や一過性のもので,画像検査が必要となるのは器質的疾患が疑われるとき,あるいは器質的疾患を否定しなければならないときである.
●疑っている疾患の種類やその後の検査の進めかたによって,内視鏡か注腸を使い分けるべきである.
●下痢をしていても患者の状態が許せば,前処置は十分に行ったほうが,微細病変も簡単に診断でき,かえって患者の負担が少なくなる.
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