特集 炎症性腸疾患1997
主題
Ⅰ.診断
2.Crohn病
(2)大腸内視鏡検査
長廻 紘
1
1群馬県立がんセンター
キーワード:
Crohn病
,
コロノスコピー
,
アフタ
,
縦走潰瘍
Keyword:
Crohn病
,
コロノスコピー
,
アフタ
,
縦走潰瘍
pp.327-332
発行日 1997年2月26日
Published Date 1997/2/26
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403105064
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要旨 Crohn病(CD)の内視鏡診断の要点は潰瘍の特徴をよくつかまえることに尽きる.潰瘍の大小種々であるが,サイズにかかわらずCDの特徴を持っている.しかし,大きなものほど特徴(discrete,縦走)が明瞭であり診断を下しやすい.小さい潰瘍は個々の潰瘍から診断することは難しく,それらを群として捉えて,群としての特徴(縦走配列)が明らかなものは診断可能である.潰瘍以外のことは内視鏡で解明があまり期待できず,X線検査の併用が必要である.
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