今月の主題 ニューロパチーとミオパチー
診断のポイントと治療
ミオパチー
炎症性ミオパチー—多発筋炎・皮膚筋炎
谷田部 可奈
1
1国立療養所東埼玉病院神経内科
pp.1312-1314
発行日 1999年8月10日
Published Date 1999/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402906143
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●炎症性ミオパチーの多くは,特発性筋炎の多発筋炎(polymyositis:PM)・皮膚筋炎(dermatomyositis:DM)である.
●PM・DMは,亜急性の四肢近位筋の筋力低下が主症状だが,合併する肺および心臓の障害(特に間質性肺炎)が予後を決定する.
●PM・DMの発症機序には免疫異常が考えられている.
●PM・DMの治療は副腎皮質ステロイドが第一選択であるが,難治例には免疫抑制薬,γグロブリンを用いることもある.
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