今月の主題 検査異常から考える血液疾患
トピックス
抗リン脂質抗体症候群の治療
保田 晋助
1
,
堤 明人
1
,
小池 隆夫
1
1北海道大学医学部内科学第2講座
pp.663-665
発行日 1999年4月10日
Published Date 1999/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905999
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●一般検査では,軽度から中等度の血小板減少,aPTTの延長,梅毒血清反応の生物学的偽陽性などが本疾患を疑わせる契機となる.
●検査所見に異常を認めれば,症状が軽微であっても積極的な血栓症の検索が必要である.
●慢性期の治療では再発の予防に主眼が置かれるが,薬剤の選択,治療継続期間,治療の程度に関しては統一した見解が得られていない.
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