今月の主題 膠原病・リウマチ性疾患
全身性エリテマトーデス(SLE)と抗リン脂質抗体症候群
抗リン脂質抗体症候群
竹内 理恵
1
,
渥美 達也
1
,
小池 隆夫
1
1北海道大学医学部内科学第2講座
pp.1736-1738
発行日 1998年10月10日
Published Date 1998/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907008
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ポイント
●抗リン脂質抗体症候群は,動・静脈血栓症,習慣流産,血小板減少などの臨床症状を特徴とし,血液検査で抗リン脂質抗体が検出される自己免疫疾患である.
●膠原病,特にSLEに合併することが多いが,他の膠原病の症状を合併せず,原因不明の血栓症,習慣流産の原因になっていることも多く,原発性抗リン脂質抗体症候群と呼ばれる.
●治療は主に血栓症の再発予防であり,抗血小板療法,抗凝固療法が適応となる.
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