今月の主題 検査異常から考える血液疾患
トピックス
DIC治療の進歩
高橋 芳右
1
1潟東けやき病院
pp.660-662
発行日 1999年4月10日
Published Date 1999/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905998
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●DICの基礎疾患により凝固・線溶活性化のバランスが大きく異なる.白血病,血管病変によるDICは線溶亢進型・出血型DICとなり,敗血症によるDICは線溶抑制型・臓器障害型DICとなる.
●病態の多様性をふまえ,個々の症例に適した治療を行うことが重要である.
●アンチトロンビン製剤を比較的大量投与すると抗炎症効果が発揮され,敗血症によるDIC症例の生存率を向上できる.
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