今月の主題 検査異常から考える血液疾患
血液疾患・病態へのアプローチ
赤血球の異常
慢性疾患と貧血
小峰 光博
1
1昭和大学藤が丘病院内科血液
pp.616-618
発行日 1999年4月10日
Published Date 1999/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905985
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●慢性の感染症・炎症・悪性腫瘍に続発する中等度までの正ないし小球性貧血である.
●赤沈やCRPなどと同じく非特異的な全身反応の一部と解釈できる.
●貧血の成因は複合的だが,血清鉄の低下とフェリチンの上昇が特徴的である.
●基礎疾患のコントロールが最善の治療法である.
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