増刊号 Common Drugs 350の投与戦略
解熱・鎮痛・向精神薬など
抗不安薬
レスタス(鐘紡)
村岡 倫子
1
1長谷川病院心療内科
pp.531
発行日 1996年11月30日
Published Date 1996/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905779
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臨床薬理
●作用機序:大脳辺縁系と視床下部に選択的に作用し,抑制性の神経伝達物質であるGABAの作用を増強させることにより,不安や緊張を意識や高次の精神機能に影響を与えず改善する.鎮静作用,抗痙攣作用が,ジアゼパムに比べて著しく強い.抗不安作用と運動系機能抑制作用の分離が大きく,安全域が広い.半減期が長いため,1日1回投与が可能である.
●血中濃度モニタリング:現在のところ臨床的には施行されていない.
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