増刊号 Common Drugs 350の投与戦略
解熱・鎮痛・向精神薬など
抗不安薬
デパス(吉富)
村岡 倫子
1
1長谷川病院心療内科
pp.529
発行日 1996年11月30日
Published Date 1996/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905777
- 有料閲覧
- 文献概要
臨床薬理
●作用機序:大脳辺縁系と視床下部に選択的に作用し,抑制性の神経伝達物質であるGABAの作用を増強させることにより,不安や緊張を意識や高次の精神機能に影響を与えず改善する.強力な抗不安作用とともに,すぐれた鎮静・催眠作用,抗うつ作用,筋弛緩作用を示す.半減期は短い.
●血中濃度モニタリング:現在のところ臨床的には施行されていない.
Copyright © 1996, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.