増刊号 Common Drugs 350の投与戦略
呼吸器疾患治療薬
去痰薬
ムコダイン(杏林)
竹村 尚志
1
,
玉置 淳
1
1東京女子医科大学呼吸器内科
pp.221
発行日 1996年11月30日
Published Date 1996/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905550
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臨床薬理
●作用機序:痰の性状を線毛によって輸送されやすい生理的気道液の性状に近づける作用と,気道粘膜における線毛運動を促進し,傷害された線毛を修復する作用を有する1,2).
●吸収・分布・代謝・排泄:健康成人にカルボシステインとして500mg単回経口投与したとき,1.6〜2時間後に最高血中濃度に達し,半減期は約1.5時間である.カルボシステイン1gの単回経口投与では,2〜4時間後の尿中への排泄は未変化体がほとんどであり,72時間後までに95%以上が尿中に排泄される.
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