増刊号 Common Drugs 350の投与戦略
呼吸器疾患治療薬
去痰薬
ビソルボン(日本ベーリンガー)
竹村 尚志
1
,
玉置 淳
1
1東京女子医科大学呼吸器内科
pp.218
発行日 1996年11月30日
Published Date 1996/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905547
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臨床薬理
●作用機序:気管線毛運動を亢進する作用のみならず,気管支粘膜および粘膜下気管腺の分泌を活性化し,漿液分泌を増加させる.さらに,気道粘膜の杯細胞および気管腺において,粘液を溶解させる.
●吸収・分布・代謝・排泄:健康成人に塩酸ブロムヘキシン8mgを経口投与した場合,1時間で最高血中濃度に達し,半減期は約1.7時間である.肝臓で主に代謝され,健康成人に経口投与した場合,120時間後までに88%が尿中に,4%が糞中に排泄される1).
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