増刊号 Common Drugs 350の投与戦略
循環器疾患治療薬
硝酸薬(狭心症治療薬・心不全治療薬)
ニトロペン(日本化薬)
小早川 直
1
,
百村 伸一
1
1東京大学医学部第2内科
pp.27
発行日 1996年11月30日
Published Date 1996/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905397
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臨床薬理
●作用機序:ニトロールR®の項を参照.
●吸収・分布・代謝・排泄:舌下投与されたニトログリセリンは,粘膜から吸収され全身循環に入り,1分後から血漿中に出現する.舌下粘膜からの吸収であるため,肝での初回通過効果を受けない.代謝は主に肝臓で行われ,代謝産物は尿中,呼気中に排泄される.最高血漿中濃度到達時間(Tmax)は4分,消失半減期は3.8分,作用持続時間は舌下後約1時間である.
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