今月の主題 炎症性腸疾患治療のジャイアント・ステップス
治療を睨んだIBDの臨床診断学
IBDの消化管合併症
鈴木 亮一
1
,
永瀬 肇
1
,
関原 久彦
1
1横浜市立大学医学部第3内科
pp.1472-1473
発行日 1996年8月10日
Published Date 1996/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905213
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ポイント
●炎症性腸疾患の消化管合併症は,手術の適応となるものが多く,タイミングを誤ると社会復帰の遅れや生命を脅かす原因となる.
●特に穿孔は手術の絶対的適応であり,中毒性巨大結腸症は絶対的適応に準ずる.
●肛門病変はクローン病に多発し,診断の手掛りとなる.
●膿瘍・瘻孔はクローン病に特徴的な合併症であり,鑑別にも役立つ.
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