今月の主題 内科医のためのInterventional Radiology
血管系のInterventional Radiology
動脈塞栓術
肺動静脈瘻に対する経皮的塞栓術
廣田 省三
1
,
佐古 正雄
2
,
河野 通雄
3
1神戸大学医学部中央放射線部
2神戸大学医学部医療情報部
3神戸大学医学部放射線医学教室
pp.1100-1103
発行日 1996年6月10日
Published Date 1996/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905139
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ポイント
●肺動静脈瘻には単発,多発,びまん性があり,瘻の形態からはsimple typeとcomplextypeがある.
●肺動静脈瘻はRendu-Osler-Weber病に高頻度に合併する.
●塞栓術は外科切除と比べ,非侵襲的で,何度でも行え,かつ多発病巣にも対応できる.また,流入動脈を完全に塞栓すれば根治できる.
●塞栓術に用いられる塞栓物質は金属コイル,離脱バルーンである.
●塞栓術の合併症は小範囲の肺梗塞,左心系への塞栓物質の逸脱があるが,いずれも稀である.
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