今月の主題 肝疾患Q&A
肝疾患の疫学と機序
献血者スクリーニングにより輸血後肝炎はどこまで制圧できるか
渡辺 哲
1
,
岡崎 勲
1
1東海大学医学部地域保健学
pp.429-431
発行日 1996年3月10日
Published Date 1996/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904982
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ポイント
●輸血後肝炎の多くを占めていたC型肝炎は,供血者のスクリーニング検査に第二世代抗体測定法を用いることにより,ほぼ100%予防が可能となった.
●稀にみられるHBVによる輸血後肝炎では,劇症肝炎例が報告されている.
●現在でもわずかにみられる輸血後肝炎には,最近ウイルスが同定されたGBウイルスが関与している可能性がある.
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