増刊号 内科医のMRIとのつきあいかた
MRIで何がわかるか
腎・副腎・膀胱
腎
北之園 高志
1
,
後閑 武彦
1
,
宗近 宏次
1
1昭和大学医学部放射線科
pp.259-264
発行日 1997年10月30日
Published Date 1997/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904778
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MRIが腎に対して日常臨床において最も多用される目的は,腎腫瘤の評価である.MRIの高いコントラスト分解能は,小腫瘤の鑑別診断,特に嚢胞性腫瘤の鑑別診断に威力を発揮する.またMRIでは,多断面像が得られ,造影剤を用いずに血管を描出できるので,腎癌の病期診断に有用である.まず,腎腫瘤性病変に対してMRIの評価を超音波検査(US),CTとの比較を交えつつ解説し,さらに腎血管性病変についても簡単に触れる.
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