今月の主題 消化器疾患の低侵襲治療手技
その他の消化器系低侵襲治療手技
経皮内視鏡的胃痩造設術
鈴木 裕
1
,
久保 宏隆
1
,
青木 照明
1
1東京慈恵会医科大学外科学講座第2
pp.520-522
発行日 1997年3月10日
Published Date 1997/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904427
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ポイント
●経皮内視鏡的胃痩造設術(PEG)とは,内視鏡を用いて非開腹的に胃痩を造設する手術術式である.
●PEGは,経腸栄養のアクセス目的と治療に用いられ,予想される効果がリスクを上回ると判断されたときのみ適応となる.
●通常の外科手術と同様の術前・術後管理が必要である.
●痩孔形成後は感染などの合併症はほとんどなく,交換も容易である.また,必要なくなれば抜去でき,縫合の必要もない、
●患者とその家族のQOL向上と医療経済を両立させる方法論になりえる可能性がある.
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