今月の主題 消化器疾患の低侵襲治療手技
腸疾患
進行大腸癌に対する腹腔鏡補助下手術
宮島 伸宜
1
,
山川 達郎
1
1帝京大学溝口病院外科
pp.475-476
発行日 1997年3月10日
Published Date 1997/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904414
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ポイント
●進行大腸癌に対して低侵襲手術を行う場合,根治性が損なわれることがあってはならない.
●腹腔鏡下手術と通常の開腹手術を比較して,摘出リンパ節の個数に差はなく,十分な根治性が得られた.
●手術時間は腹腔鏡下手術で長くなる傾向があったが,手術手技の向上とともに短縮すると考えられる.
●腹腔鏡下手術後の回復は早く,優れた術式であると考えられる.
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