今月の主題 アレルギー疾患の最近の考え方と治療
アレルギー疾患治療の将来的展望
T細胞ワクチネーション/ペプチド療法
岩本 逸夫
1
,
中川 典明
1
,
倉沢 和宏
1
1千葉大学医学部第2内科
pp.351-353
発行日 1997年2月10日
Published Date 1997/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904388
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ポイント
●T細胞ワクチネーションとペプチド療法は,抗原特異的免疫抑制療法として研究開発中である.
●T細胞ワクチネーションは,抗原特異的T細胞に対する免疫反応を誘導し,抗原特異的T細胞を抑制する方法である.
●抗原ペプチドを修飾したペプチドによって抗原特異的T細胞を刺激した場合,T細胞の反応は様々で,T細胞不応答が誘導されることもある.
●抗原ペプチドの投与法によっては,抗原特異的T細胞に免疫寛容を導入することも可能である.
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