今月の主題 慢性関節リウマチとリウマチ周辺疾患
対談
内科診療における関節疾患のみかた
東 威
1
,
権田 信之
2
1聖マリアンナ医科大学東横病院
2富岡内科クリニック
pp.2511-2520
発行日 1995年12月10日
Published Date 1995/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904299
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東 関節疾患というと,一般に整形外科の先生が診る疾患と思われがちですが,現実には,内科の患者でも関節の訴えをもった人はたくさんいますし,また内科の疾患の中にも慢性関節リウマチ(RA)や痛風のように関節に主症状がみられる病気もあるわけです.そのような点から,内科医として関節疾患にどう対処していったらいいかを,第一線で開業していらっしゃる権田先生といろいろお話ししていきたいと思います.
最初に,内科に来る関節疾患は2つ考えられると思います.一つは,本当に関節疾患がメインの症状で,しかも内科的な原因によって起こってくる病気と,もう一つは,内科の病気をもっている患者が併せて関節の訴えをもって来る,例えば高血圧の患者が変形性関節症(OA)の訴えをもって来る場合です.
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