今月の主題 慢性関節リウマチとリウマチ周辺疾患
リウマチ周辺疾患の診断と治療
回帰性リウマチ
根岸 雅夫
1
,
羽入田 芳生
1
,
山崎 純子
1
1昭和大学医学部第1内科
pp.2486-2488
発行日 1995年12月10日
Published Date 1995/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904291
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
●手・手指・膝・肩関節などに数時間から2〜3日持続する急性炎症性関節炎および関節周囲炎発作を繰り返す.
●まったくの無症状期となるので,ギリシャ語でto run backを意味する病名がつけられた.
●発症に男女差なく,20〜50歳台が多い.
●検査所見に乏しく,発作時のみ赤沈が亢進し,急性期反応物質が上昇するが,何回発作を起こしてもX線上変化は認められない.
●約30%の症例は典型的慢性関節リウマチに移行するので,リウマチ性疾患の一臨床表現型とする見解もある.
Copyright © 1995, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.