今月の主題 慢性関節リウマチとリウマチ周辺疾患
診断と状態評価
臨床検査異常とその評価
浅川 順一
1
,
橋本 博史
1
1順天堂大学医学部膠原病内科
pp.2381-2384
発行日 1995年12月10日
Published Date 1995/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904265
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ポイント
●慢性関節リウマチ(RA)患者の臨床検査を計画する際には,①診断と鑑別,②活動性と重症度の評価,③治療効果の判定,④関節外病変の評価,⑤薬剤の副作用の有無のチェックなどを念頭におき,画像診断(X-P,CT,MRI,骨シンチ,関節造影,関節鏡),関節液所見,病理組織学的検査(皮膚,滑膜生検),血液学的検査,炎症反応,生化学的検査,免疫学的検査(リウマトイド因子,免疫複合体,サイトカインの測定)などから適宜必要な項目を選択して行う.
●検査結果の異常値をみたときには,臨床所見などと併せて,結果を総合的に判断するよう心掛ける.
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