増刊号 Common Disease 200の治療戦略
血液・造血臓器疾患
多血症
小松 則夫
1
1自治医科大学血液学
pp.342-344
発行日 1995年11月30日
Published Date 1995/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904112
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多血症とは,末梢血液単位体積あたりの赤血球数,ヘマトクリット(Ht)値,ヘモグロビン(Hb)が正常範囲を超えた状態を指し,貧血と対照的な疾患である.一般に赤血球数600×104/mm3,Ht値が53〜55%(女子では50%),Hb 18.0g/dl(女子では17.0g/dl)をいずれか超えた場合,本症を疑う.
多血症の分類を表1に,診断のフローチャートを図1に示す.
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