今月の主題 呼吸不全とその管理
特殊な病態下の呼吸管理の実際
気管支喘息発作重積状態
江頭 洋祐
1
,
牛島 正人
2
1公立玉名中央病院
2公立玉名中央病院・内科
pp.642-643
発行日 1987年4月10日
Published Date 1987/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220896
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一般に喘息重積発作とは,適切な治療を行っても12〜24時間重症発作が持続している状態をいう.通常,重積状態は難治性喘息患者,つまりステロイド依存性患者や不適切な治療しか行われていない患者などに,感染,過労,精神的ストレスなどが加わって出現してくることが多い.重積発作による死亡率は約2%と報告されているが,突然死を起こすことがあるため,早急に適切な処置を行う必要がある.
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